早稲田大学スポーツ科学学術院
アスレティックパフォーマンス研究室
Athletic Performance Laboratory
Athletic Performance Laboratory
アスレティックパフォーマンス研究室(主宰者:平山邦明 准教授)は、2018年にスタートしました。
「アスリートの身体運動パフォーマンス向上と外傷・障害予防に資すること」を目的として、研究・実践活動を行っています。
スポーツ現場で生じた課題や疑問の解決に向けて科学的に研究し、得られた知見を学術論文として世界に発信するとともに、
科学的根拠に基づくコンディショニング・トレーニング指導や競技サポートができる人材育成に取り組んでいます。
当研究室の活動にご興味のある方は、お問い合わせよりご連絡ください。
≪募集中≫
ポストドクトラルフェローなど
博士後期課程の大学院生
修士課程の大学院生
早稲田大学スポーツ科学部生によるゼミ見学や相談も随時受け付けております。
2025年9月5日
「学術論文の解説」のページを新たに作りました。
出版した論文の内容をわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください!
Muscle contraction type-specific association of acceleration and deceleration performance with rates of force development
(筋収縮様式特異的な加速・減速パフォーマンスと力の立ち上がり率(RFD)の関係)
Hikaru Kurosaki, Ema Tsubota, Motoki Katsuge, Kosuke Hirata, Kuniaki Hirayama
PeerJ 13:e19862 2025年8月12日
加速と減速では必要とされる「RFDのタイプ」が異なることが初めて明確になりました。加速と減速を「別々の能力」として捉え、それぞれに応じたトレーニングを行うことで、競技現場でのスプリントや方向転換のパフォーマンス向上が期待されます。
Relationships between the ground reaction force during initial sprint acceleration and the vertical force–velocity profile
(スプリント走の加速初期の地面反力と力-速度プロフィールの関係)
Motoki Katsuge, Hikaru Kurosaki, Hiromu Watanabe, Sohma Kambayashi, Kosuke Hirata, Kuniaki Hirayama
PLoS One 20(7) e0328225 2025年7月15日
「前半は筋力勝負(強く押す力)」「中盤はパワー勝負(素早く押す力)」という役割分担が明確になりました。スプリントを「一歩目からのストーリー」として捉え、ステップごとに最適化したトレーニングを組み合わせることで、競技現場での短距離加速力を効果的に伸ばせるかもしれない。
2025年2月7日
軽井沢でゼミ合宿を行ってきました。
大学院生含め、学年の枠をこえた交流が活発にあり、
非常に充実した時間を過ごすことができました。
2025年1月30日
修士論文の口頭審査会が行われました。
内藤遼太:コレクティブエクササイズが安静立位姿勢とスクワット動作時の筋活動に与える影響
北村彪 :スナッチ、クリーン、ジャンプスクワットで発揮される力学的パラメータの比較
2025年1月27日
修士論文・卒業論文発表会を行いました。
卒論生は、卒業論文からプレゼンテーションまでさらに進化していました。
皆さんよく頑張りました!
修士の二人は審査会に向けてさらに頑張りましょう。
今回はゲスト審査員として青木達さん、小山孟志さんにもご参加いただきました!
Portions of the force-velocity relationship targeted by weightlifting exercises
(オリンピックリフティングがターゲットとする力-速度関係の領域)
Seiichiro Takei#, Sohma Kambayashi#, Motoki Katsuge, Junichi Okada, Kuniaki Hirayama
Scientific reports 14(1) 31021 2024年12月28日
ウエイトリフティング種目は「低~中速域」の力-速度関係を効果的に鍛える運動であることが示されました。種目ごとの特性を理解し、「どの速度域を伸ばしたいのか」に応じてトレーニングを組み合わせることで、競技特性に沿った効果的なパワー向上が可能になります。
ウエイトリフティングにおいて地面反力をパフォーマンスにつなげるスキル
武井誠一郎, 平山邦明
体育の科学 74(12) 809-814 2024年12月
アライメント改善エクササイズによるスクワット動作時の筋活動の変化
内藤遼太, 北村彪, 平山邦明
スナッチ、クリーンおよびジャンプスクワットの力学的特徴の比較
―最も高いRFDと力学的パワーが発揮されるエクササイズは何か?―
北村彪, 内藤遼太, 平山邦明
アスリートのトレーニング・コンディショニングを指導するトレーナー
平山 邦明
臨床スポーツ医学 41(11) 1208-1212 2024年11月
筋力・筋持久力・筋パワートレーニングに有用な機器 : 下肢・体幹
西海 大地, 平山 邦明
臨床スポーツ医学 41(10) 1066-1070 2024年10月
他競技から学ぶ野球の競技力向上
平山邦明・勝亦陽一
ベースボール・クリニック 35(11) 42-46 2024年10月
Effects of the COVID-19 pandemic on Japanese young elite weightlifting competitive athletes
Kohei Ashikaga, Kihei Yoneyama, Kuniaki Hirayama, Yoshiro Monobe, Sayaka Nose-Ogura, Junsuke Nakase, Naoyuki Kobatake, Toshiro Takemata, Kohei Nakajima
The Journal of sports medicine and physical fitness 2024年9月17日